2008年01月30日

初心者のためのハンドボール観戦講座 第三講 ☆反則編☆

ハンドボールは7人でやるスポーツです。
コートプレイヤーが6人と、キーパーが1人。
で、代々木体育館で応援している人達は8人目の選手として一丸となって応援しているそうです。
じゃあテレビで見てる僕らは9人目の選手として、代々木に向かって応援を届けようじゃないですか。
きっとなんか、変なオーラ的なものが届くはずです。


えー第3講です。
ハンドボールにおける反則について取り上げたいと思います。
ハンドボールは反則に対する考え方がかなり特殊なので、ちょっと意識してないとよくわからないことになるかもしれません。

えーと、まず細かい反則の名前とか、そういう説明はしません。
僕がしなくても色んなとこに書いてありますし、詳しく知らなくてもなんとなく解ると思いますから。
ハンドボールにおける反則に対する考え方を説明します。

大別すると反則には2種類あります。
オフェンスのファールディフェンスのファール
変な分け方ですが、多分こうするのが解りやすいかなーと思ってます。

・ディフェンス側のファール
さらに軽い反則重い反則の2種類に分けることが出来ます。
軽い反則には相手を正面から捕まえたり、ボールを持ってる手をはたいたりすることなどがあります。
が、これらは反則ではありますが、ハンドボールで悪いものとしては捉えられていません
野球で言うファールボールのようなもの。
むしろそれ以上、「ナイスプレイ」と言っていいほどのものです。

その理由を簡単に説明します。
これらの反則に対しては、サッカーでフリーキックが与えられるのと同様にフリースローが与えられます。
このフリースローがくせ者で、与えられてもうれしくもなんともないものであるのがポイントです。
基本的には反則のあった場所からフリースローになるんですが、反則が9メートルラインの中で起こったときは9メートルライン上からのフリースローとなるのです。
さらにオフェンス側の選手は9メートルラインの中に入れないルールになっています。
投げるヒトは直接狙ってもパスしてもいいんですが、足を地面につけて撃たなくてはならないので、なかなか直接は狙えません。
よーするに、フリースローもらってもチャンスでもなんでもなく、ただのリスタートになってしまうわけです。
攻撃側はパスをまわしながら相手を乱してリズムよく攻めるのが基本ですが、ファールを取られてしまうと試合が一瞬止まってしまうのでリズムが止められてしまうわけです。
ディフェンス側としてはこの状態は「ナイスディフェンス」というわけですね。
「反則してでも止めればいい」みたいな感じに聴こえるかもしれませんが、まぁ事実そういう考え方なわけなんですが、そういうもんだと思ってください。

重いファールはもちろんよくありません。
大雑把に言えば危険なプレーには警告退場といった処分が下されます。
ハンドボールの場合、退場といっても2分間すれば帰って来れますが、その2分間の間は一人足りない状況で戦わなくてはなりません。
コートプレイヤーが6人のハンドボールにおいて、一人いなくなる状況というのは大分厳しいといえます。
また相手のシュートチャンスを反則でつぶしてしまうと7メートルスローが与えられます。
サッカーで言うPKですが、サッカーと同様これもほとんど決まってしまうのでなるべく取られないようにしなくてはなりません。

余談ですが、この辺の軽い反則、重い反則の判断は審判にゆだねられます。
今回問題となった「中東の笛」というのは、この重い軽いの判断をかなり恣意的に判断したものです。
「ナイスディフェンス」のはずが「退場」食らったり、動画で確認しましたが、あれはどうしようもないですね。
かなりひどいです。
スポーツといえるようなもんじゃありませんでした。


・オフェンス側のファール
こっちはいかな状況においても、やったらダメです。
理由は相手ボールになってしまうから
第一講で説明しましたが、ハンドボールは攻撃と守備がはっきりと分かれています
ハンドボールは攻撃側が有利なので、自分達の攻撃は可能な限り「成功」させて終わりたいわけです。
反則をするとその時点で攻撃のターンが終了してしまいます。
リズムを作るためには最低でも自分達の攻撃の形を作って終えなくてはなりません。
まぁ具体的にはシュート打って終われ、ということですが。
反則だともう何も出来ず相手のフリースローになってしまいます。
リズムが作れない、というわけですね。

ちなみに「中東の笛」問題ではここもよく利用されていました。
オフェンスがディフェンスに正面からぶつかるとチャージングという反則が取られるんですが、クウェートのチャージングはことごとくこっちの警告退場扱いになってましたからね。
いやほんと、分かってて見るとこんなんありえねーよって試合になってますよ。
まぁだから再試合って形になってるんですけどね。


第3講でした。


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